監督不行届

By 清水銀嶺, 2011年1月9日

 安野モヨコ(『働きマン』などの漫画家)が描いたエッセイ漫画。
 夫である庵野秀明(『新世紀エヴァンゲリオン』の監督)との結婚生活を描いており、星雲御剣氏は「成功者オタク同士の夫婦という、ある意味現在における理想型の私生活が垣間見える好著。私小説型マンガとしても完成度が高い、お勧めの必読書。」と述べている。
 確かに、作中では「オタク四天王の一人」と称されているカントクくん(庵野秀明)は、スナック菓子が主食で肉が食べられないという偏食家のうえ、何日も風呂に入らず下着を替える時には洗濯するのではなく捨てるという、ロンパース(安野モヨコ)がどうして結婚する気になったのか一般的には分からないような珍人物として描かれているにもかかわらず、次第にロンパースの方がオタク魂を目覚めさせられ教育される一方、カントクくんの方もロンパースの影響で部屋の片づけをしたり、運動したりするようになり、趣味と仕事以外は何もできないカントクくんが、オロオロしながら風邪で倒れたロンパースの看病をするなど、お互いが影響しあって共に生活をしている様子が、微笑ましく読める内容となっている。

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