• カテゴリー別アーカイブ オタク小事典
  • 読書用本棚 » 実用書 » オタク小事典
  • 脳の働き

     漫画を読んだり、テレビの視聴、テレビゲームなどの遊戯によって、脳に影響があるという論の中には、基本的な脳の働きに関して理解していないものが多々ある。  日本大学文理学部体育学科の森昭雄教授が、2002年7月に出版した著書『ゲーム脳の恐怖』(NHK出版)は、その最たるもので、β波が低下する状態を「痴呆者と同じ」と論じており、これを信じる者も少なくない。  相対的にα波が増えると、「リラックスしてい…

     


  • 岡田斗司夫(おかだ としお)

     自ら「オタキング」と名乗り、オタクの社会的地位を向上させるために言論活動を行なってきた、オタク貴族主義者。  その思想は、「高貴なる者には負うべき義務がある」(ノブレス・オブリージュ)というもので、ただコレクターアイテムを買い集めるようなのはオタクではないという事のようである。  行動力の権化のような人で、自分に出来ることは他人にも出来て当然と思っているフシがあり、ある声優ファンだと言う青年に、…

     


  • 氷河期(ひょうがき)

     地球の気候が長期間に渡って、寒冷化している期間のこと。  一般的には、地球全体が氷に覆われたイメージを抱かれているが、科学的には北半球と南半球に氷床がある時期のことを指す。  そして、氷河期の特に寒い時期を「氷期」、氷河期の中において暖かい時期を「間氷期」と呼び、北極圏と南極圏に氷床がある現代は、未だに氷河期の中にあって、「間氷期」とされている。  氷河期が起こる原因については、太陽を周る地球の…

     


  • はじめ人間ギャートルズ

     園山俊二のギャグ漫画を原作としたテレビアニメ作品。  1974年10月5日からTBS系列で放送され、アニメを制作した『東京ムービー』の社長、藤岡豊が隣家であった縁でアニメ化されたと云われる。  原作の一作目である『ギャートルズ』には、アニメ版の主人公であるゴンは登場しておらず、原作の二作目『はじめ人間ゴン』にて初めてゴンが登場する。  そして、アニメ化に合わせて三作目の漫画『はじめ人間ギャートル…

     


  • コミックマーケット

     1日に約15万~20万人が訪れる、日本最大規模の同人誌即売会。日本最大ということは、同時に世界最大でもある。  これほどまでの規模になったのは、「来る者は拒まない」という、二代目代表であった米澤嘉博氏(2006年10月1日に癌のため死去)の考え方によるところが大きい。  マスコミでは既存作品のパロディ(二次創作)やアダルト作品が大きく取り上げられることが多いが、全体から見れば一部に過ぎず、オリジ…

     


  • 引札(ひきふだ)

     主に、明治から大正時代にかけて用いられた、宣伝用のチラシやポスターの総称。  江戸時代の中頃から出始めたとされ、印刷技術の向上と、商品の流通が活発化するようになってから広まるようになった。  人目を引くように色鮮やかな物が多く、人物画や風景画など画題もまた幅広く取り入れられており、現在の目で観てもアート性が高い。  『引札展』などの展覧会において観賞できる機会があれば、観ておいて損は無い。  最…

     


  • 鷲宮神社(わしのみやじんじゃ)

     埼玉県北葛飾郡鷲宮町にある関東最古の神社。(現在は、埼玉県久喜市鷲宮1丁目)  『らき☆すた』の主要登場人物の実家として設定されている『鷹宮神社』のモデルであることから、ファンが聖地巡礼と称して訪れるようになり、やがて地元の『鷲宮町商工会』が版元の許可を得てオリジナルグッズの販売や各種イベントの開催などを行なうようになった。   神社においては、参拝した作品のファンが描いた『らき☆すた』の絵馬や…