【取材記】『東京国際アニメフェア(TAF)2013』 青少年健全育成条例改正に納得いかなくても行かなきゃ損だったぞ

 2013年3月21日から24日まで、東京ビッグサイトで『東京国際アニメフェア(TAF)2013』が開催された。(21日・22日がビジネスデー、23日・24日がパブリックデー)
 もとより商談会・見本市を目的とした同イベントだが、一時は親子連れで楽しめるイベントとなり、東北地方太平洋沖地震で中止になった翌年から再びビジネス色が強くなった。
 とはいえ展示物には、恒例となった『功労賞顕彰』のコーナーに脚本家の藤川桂介直筆の作品プロットが、『テレビアニメ50周年展』には日本アニメ史の年表の他に当時の玩具などがあり、親子でアニメの話をするにも、現在のアニメにハマりつつこれからも見続けたいと思うのであれば、知って損の無い価値のあるものばかりだったと思う。
 特に今回は、『ガイナックス』が「アニメ作法 人の群れがアニメを創る!」と題して、企画立案からテレビ局に納品したり販売したりするまでを、等身大の人物バネルを製作過程ごとに配して、スタッフごとの仕事の内容などを解説するコーナーが、非常に楽しめた。
 東京都の青少年健全育成条例改正問題に関して不満があっても、これらの展示を見ないのは損であろう。

 
『東京国際アニメフェア2013』公式サイト
 http://www.tokyoanime.jp/ja/

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