【感想】 映画 ヤッターマン

By 清水銀嶺, 2009年4月23日

 4週連続で興行収入1位になったそうだ。公開前までは「コケる」という声もあったが、見事ひっくり返した。
 見所は、愚鈍なまでに「アニメの実写化」に拘った作りと、三池崇史監督の、起承転結だの序破急だのの約束事を気にしない、イキアタリバッタリな物語のスピード感だろう。そして遠慮無く下品なギャグを繰り出し、後半ではホラーテイストな描写が入ることで、様々なジャンルを取り込んできたタイムボカンシリーズの自由奔放さを堪能させてもらった。
 個人的に愉しかったのは、なんといってもオリジナルの楽曲を手がけた、山本正之のアレンジの数々で、何故かは分からないが、『J9シリーズ』を髣髴とさせられた。『J9シリーズ』は、作画が異常に拙いロボットアニメで、あまりの酷さに声優陣が「頑張ろう」と結束を固め、一方、企画者は「LPレコードを1枚聴いたくらいの満足感が得られる」くらい音楽に力を入れていたとされる作品で、『タイムボカンシリーズ』と並ぶ、山本正之の代表作である。それが、一つの作品の中でミックスされているのだから、山本ファンにとって、なんと贅沢であることか。
 嵐が歌う主題歌『Believe』は、テレビCMで聴いた時こそ「合わねぇ~」と思っていたけれど、本編が終わって流れてみれば、「この曲しか無い」と思えるほどピッタリだった。本編が、意外と恋愛物の基本形なエピソードを織り込んでいて、歌の爽やかで快活な雰囲気が合ったのかもしれない。
 深キョン演じるドロンジョ様の色気が足りないと思ったのは、この内容だからなのか、それとも色気が足りないのを逆手に取ったのか。健康的なドロンジョ様も、また良しということで。
 しかしなんだ。ガンちゃん、同じ男として「ヒデー」よ(笑)
 

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