<<創刊号>> 序:本物を見る審美眼=おた力(りき)

By 管理魔術師, 2010年6月6日

執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺
序:本物を見る審美眼=おた力(りき)

 不況である。あのトヨタでさえ、ついにご存じの有様……そんな中にあって、未だ気勢を上げ続けているのがオタク関連事業だ。
 鷺宮神社(※注1)が『らき☆すた』で盛況だとか、ガンダム(注2)事業は下方修正でも500億円レベルを堅持しているとか……。
 一方、各地の名物・名産を戦隊ヒーローに見立てた「ご当地レンジャー」や、『ひこにゃん』に代表される「ゆるきゃら」なども盛況である。
 これらは、言うまでもなく、オタク産業系キャラクターの持つ「アピール力」を効果的に利用しようという狙いがある訳だが、その実績をみると、これは各々ではっきりと明暗が分かれているようだ。
 すでに「キャラクターなら何でも売れる」という時代では無いのである。
 売れるキャラクターと売れないキャラクター、その差はどこにあるのだろうか?
 それは「本物であるかどうか」に全て要約される。では、ここで言う「本物」とはなんなのであろう?
 いわゆる「オタク」と呼ばれる層は独特の審美眼、『おた力(りき)』とでも言ったものを備えている。そして、これに適わないものは、オタク以外の一般層にもアピールすることができない。
「単なる物まねの偽物」と見られてしまうのである。
 オタク産業、キャラクターで儲けようと考えるなら、この『おた力(りき)』は必須の能力だと言える。
 だが、『おた力(りき)』は、興味と趣味に没頭する中で自然と身についたもので、従来、習得マニュアルのようなものは存在しない、とされてきた。しかし、逆に考えたらどうだろう?
 要は「オタクの楽しみ方」さえ分かれば良いのである。
 次回より、この「オタクは何をどうやって楽しんでいるのか」、この点を解き明かしつつ、この未曾有の大不況を生き延びる『おた力(りき)』の習得を目指して行きたい。



※注1……鷺宮神社(わしのみやじんじゃ)
※注2……機動戦士ガンダム(きどうせんしがんだむ)
次回は「1:気勢を上げるオタク事業」
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&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 執筆者紹介 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
◆星雲御剣(せいうん みつるぎ)
 80年代後期ファミコンブームの頃から各ゲーム誌で攻略記事を担当。
 ゲームのみならず、マンガやアニメにも造詣が深く、某大手出版社の入社試験では、面接官に聞かれたウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムの顔と名前を全部言い当てたのが合格の最大の決め手になった、と言われている(笑)。
 独特のオタク感を実生活に反映させる生き様を模索、実践する求道者。
◆清水銀嶺(しみず ぎんれい)
 唐沢俊一氏主宰の『文筆業サバイバル塾』第一期塾生。
 個人ブログ『オタクの辞典』を開設。
 既刊『メイド喫茶で会いましょう』(共著)

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