☆書評☆『お父さんのための裏ハローワーク』(門倉貴史/方丈社)

 書評記事を書きました。
 私が今までしたバイトで一番印象に残っているのは、ビール工場でビールの王冠のズレを見つけるという仕事。
 もちろん機械検査もしているものの、すり抜けを完全に防ぐことはできないらしく、ベルトコンベアーを流れてくる瓶の王冠を眺め続けて、ズレている瓶を見つけたら素早く取り出し廃棄カゴへ入れるのだけれど、ズレてると思ったら正常なこともあり、そういう時には元の場所に戻さなければならない。
 しかし、ベルトコンベアーは動き続けているから、一瞬の判断で行なうことになり、もし戻し残ったら緊急停止ボタンを押すのだが、押してしまうと同一ラインが全て停止してしまうため、後で上長から怒られることになる。
 そのため、瞬きを惜しんで凝視していなければならず、私が務めていた工場では三人一組で10分毎に休憩のローテーションでした。
 その中で仲良くなった人と組んださいには、緊急停止ボタンを押さなければならない時に代わってもらって、走って瓶を元の場所に戻したことも。
 動体視力と体の反射神経が必要な仕事で、特殊技能系ということになるのかもしれません。

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