見習い魔術師

イラストレーター犬山しんのすけと、ライター清水銀嶺と、
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<<通巻6号>> 6:エヴァンゲリオンの『魂』


記事提供元:北園茶房
執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺


6:エヴァンゲリオンの『魂』

 『新世紀エヴァンゲリオン』は、『マジンガーZ』(※注1)や『機動戦士ガンダム』などと同様のロボットアニメに分類される作品である。
 TV版の放映以来、比較的順調な(※補1)大ヒットを続け、特にパチンコ化されてからの一般認知度の高さは特筆モノであり、以降、キャラクター物のパチンコ化が恒例化したのはご存じの通りである。
 では、エヴァはなぜこんなに売れるのであろうか?
 もちろん、版元の巧みなマーケティング戦略は存在するのだが、それ以前に、作品そのものにオタクを惹きつける『系譜』と『新機軸』、この二つがあったからに他ならない。
 『新機軸』については話は簡単で、ビジュアル的なデザインコンセプトが斬新だったのである。主役メカのエヴァンゲリオンのデザインにそれは顕著で、「猫背で痩せすぎ」という体格は、神経症的な高速型の敵には使われても、それまでの主役メカには選択されないラインであった。
 キャラクターデザインもまた斬新な点があり、およそ、老若男女全てのキャラクターにおいて「性差」「生活」「世代」と言ったある種の『臭い』が、かなり高度に意図的に取捨選択されている物となっている(※補2)。
 物語進行のあり方もまた斬新であり、毎回のように襲いかかってくる敵(使徒)には人格的な描写は一切無く、例えば『マジンガーZ』に代表される『専守防衛系(※補3)』の、ある種の究極系の趣がある。
 しかし、 これら一見すると『斬新』な部分こそが、実はある名作の『系譜』の上に成り立っており、その『魂』を引き継いで、時代の気分に合わせたフレーバーを加えた物なのである。では、その『過去の名作』とは?
 それは『マジンガー』や『ガンダム』ではなく……実は、『帰ってきたウルトラマン』(※注2)なのだ。


(以下次回に続く)
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| 読書用本棚::オタクサバイバル | 08:31 PM | comments (0) | trackback (0) |

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帰ってきたウルトラマン


 1971年(昭和46年)4月2日からTBS系で放送された特撮作品。『ウルトラマン』の約30年後を舞台に、復活した怪獣を倒すために初代のウルトラマンが帰ってくるとう物語で企画され、『続ウルトラマン』というタイトルだったと云われる。

 タイトルは『帰ってきたウルトラマン』となったが、キャラクターは一新され、一般的には「帰りマン」の他に「新マン」や「新ウルトラマン」と呼ばれた。作中での登場人物は「ウルトラマン」と呼んでおり、前作のウルトラマンが登場したさいにはナレーションのみ「初代ウルトラマン」と前作のウルトラマンを呼んでいた。
 この名前の問題は後々まで迷走し、コミカライズ版では「新マン」だったりしたが、次回作の『ウルトラマンA』では「ウルトラマンII(二)世」と呼ばれていた。しかし、1984年に公開された映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』のピーアールでウルトラファミリーそれぞれの固有名詞が必要になり、当時の『円谷プロ』の会長である円谷皐氏が「ウルトラマンジャック」と命名し、一応の公式設定となった。ただし、かたおか徹治の漫画『ウルトラ兄弟物語』には、ウルトラの父の兄の名前が「ジャック」であった。また、『ウルトラマンA』の次回作となる『ウルトラマンタロウ』の企画段階の名前が『ウルトラマンJ(ジャック)』であったとされる。

 本作の特徴は、特定の変身ポーズが無く、変身するタイミングも主人公である郷秀樹がピンチに陥るなどして、郷とウルトラマンの意志が一致しないとならないと思われる描写がされており、悩める主人公が成長していく物語であった点である。
 後年では高く評価されている本作であるが、当時は視聴者である子供の支持を得られず、武器の強化など何度かテコ入れがされている。





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マジンガーZ


 1972年に、永井豪による漫画と東映動画によるアニメが、ほぼ同時に制作された巨大ロボット物の作品。
 近年になって増えたと誤解されがちなメディアミックスだが、本作のように同じ基本設定を用いながら別な媒体で展開するというのは当時から珍しくなかった。

 ロボットアニメとしては、主人公が直接ロボットに乗り込んで操縦する、次第に強くなっていく敵に対抗するためにパワーアップしていく、主役機が交代する等の、後のフォーマットを数多く残したエポックメイキングな作品である。また、ロボットの玩具が子供たちに広く親しまれることを示し、アニメの主力スポンサーが菓子メーカーだったところへ、玩具メーカーが入り始めるキッカケともなった。

 一方、前例の無い作品だけに、制作陣の試行錯誤が主に作画に影響し、マジンガーZの彩色や形状が話数によって違ったり、全長18mの巨大感を表現しきれず、特に第一世代と呼ばれるオタクからの評判は芳しくない。

 しかし、子供時代に衝撃を受けた者が多いのも事実で、子供の頃には全編を見た記憶が無くても、懐かしく思い、数々の漫画やアニメとして繰り返し創作される伝説的な作品である。





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<<通巻5号>> 5:何がどうなら『ホンモノ』か


記事提供元:北園茶房
執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺


5:何がどうなら『ホンモノ』か

 戦前戦後のオタク事情……と、いきなり言われても、なかなかピンとこないかもしれない。なぜ、わざわざそんな昔のことを掘り返さなければならないのだろうか?
 理由は明白で、『ホンモノ』であるには、ある条件を満たしている必要があるからなのだ。

 一見、似たようなキャラクターでありながら、あるものは『ホンモノ』としてもてはやされ、あるものは『ニセモノ』として、一時笑いのネタにはなっても寿命は儚(はかな)く終わる。この差がどこにあるかと言えば、デザインやコンセプトに『引き継いだ系譜』があるか否かなのである。
 オタクは、実はものすごく『保守的』なのだ。過去の名作からキッチリ引き継がれた『系譜』の有無に、意識的・無意識的を問わず敏感なのである。
 オタクが保守的であるという証拠は、彼らのよく用いる『属性』という言葉にある。
 『メガネ』『メイド』『妹』等々……これら、嗜好を明確分類する『属性』という言葉が存在すること自体が、オタク達が『引き継がれた系譜』=『ある種の決まり事』にうるさいという事の明らかな証明である。
 そして、『ホンモノ』とされるものは、総じて『系譜』を引き継ぎつつ、『新機軸』を何か加えたモノ、ということになる。
 アニメにおけるメジャータイトルと言えば、『スタジオジブリ作品』(注1)、『攻殻機動隊』(注2)、そして『新世紀エヴァンゲリオン』(注3)あたりが、オタクのみならず一般層にもアピールした例として上げられるが、これらは皆、『系譜』と『新機軸』のバランスが実によくとれた好例なのである。
 さて、次回からは、ちょうど新劇場版も公開される『エヴァ』を作品的に分析してみて、そこからさかのぼりながら『引き継がれた系譜』を解き明かしていってみよう。


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新世紀エヴァンゲリオン


 1995年10月4日から『テレビ東京』系列で放送されたTVアニメ。原作は『GAINAX』、監督は庵野秀明。貞本義行による漫画版が存在するが、アニメの企画を元に細部が異なる設定で描かれている。
 ジャンルとしてはロボット物に分類されるが、主役メカは「汎用人型決戦兵器人造人間」と称されており、ロボットではない。ただし、監督の庵野氏は雑誌のインタビューなどでは「ロボット」と発言しているため、あくまで設定内の話。むしろ気にしているのは、コアなファンの方である。
 全26話のうち最終2話は、絵コンテや線画、写真などが多用され、内容も物語の謎を解かないまま、主人公が自己に目覚めるという自己啓発セミナーのような結末を迎え物議を醸した。
 表現方法がそのようになったのは、視聴者の間では制作が間に合わなかったからだろうと噂されたものの、制作側の証言によればスケジュールが逼迫していたのは事実であるが、意図的な作りであったという。
 その意図とは、物語の本筋とは離れた謎の解明に躍起になるファンや、登場人物への過剰な思い入れゆえにファン同士で罵倒し合うことに嫌気が差した庵野監督が、「現実に還れ」という思いを込めたとも云われる。
 一方、主人公でありエヴァンゲリオン初号機のパイロットである碇シンジの消極的な態度と、それに反する「他人に認められたい」という願望は、当時の庵野監督の内面を投影したものであり、救われたかったのは監督自身だったのだろうという指摘もある。
 筆者個人としては当時、知り合いの中学生が学校での虐めに悩んでおり、この作品を通して「生きなければ」と頑張ったという話を聞き、それだけでも意義深い作品だったと思っている。
 なお、最終2話に該当する部分は、1997年7月公開の劇場版として作り直され、もう一つのラストが描かれた。
 それから10年後の2007年9月には、タイトルを『ヱヴァンゲリヲン』(企画当時の没タイトル)と改め、旧作の原画を使用しつつ新たに作画を起こした劇場版『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が公開された。
 物語の序盤や次回予告の内容から、旧作のラストである「死と再生」を受け継いでいる続編ではないかと推測される。
 そして『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が公開され、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:急』+ 完結編(公開日未定)が予定されている。
 制作は庵野氏が立ち上げた『株式会社カラー』であり、これは最終的な責任の所在が不明確になる俗に云う「委員会方式」を避けるためだとのこと。

 ちなみに、一時期世間を席巻した片山恭一の小説『世界の中心で、愛をさけぶ』のタイトルは、作者が『恋するソクラテス』と考えていたところを、担当編集者が本作のTV版最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」にヒントを得て助言したとされている。
 その「世界の中心でアイを叫んだけもの」もまた、ハーラン・エリスンのSF小説『世界の中心で愛を叫んだけもの』(The Beast that shouted Love at The Heart of The World 1969年)からインスパイアされたものである。
 本作には、過去のSF作品や漫画にアニメ、日本映画といった様々な作品からのパロディあるいはオマージュが取り入れられており、それがまた「元になった作品を知らないまま」他の作品に取り入れられた格好となっている訳で、このことは創作におけるオリジナリティとは何かを問いかけているようにも思える。





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攻殻機動隊


 士郎正宗によって描かれた漫画作品。英語タイトルは『GHOST IN THE SHELL』で、士郎氏は英語タイトルを正式タイトルにすることを希望していたとされる。元ネタは、アーサー・ケストラーの『The Ghost in the Machine(機械の中の霊)』。
 押井守監督による劇場版アニメや、神山健治監督によるTV版アニメなども制作された。押井版は海外で高く評価され、『マトリックス』を制作したウォシャウスキー兄弟に影響を与えたとされる。また、神山版は『東京国際アニメフェア2003 公募・アニメ作品部門優秀作品賞』を受賞している。
 原作者である士郎氏からは、設定の改変を容認する一方、最終的には原作の雰囲気に回帰するようにとの要望が出されている模様。

 舞台は、第三次核大戦と第四次非核大戦を経た近未来で、特に脳に電子的な素子(デバイス)を埋め込んだ電脳化や、手足や全身を機械化したサイボーグ、あるいは模擬人格を持ったアンドロイドなど、人間の能力を向上させたりサポートする技術が進んでいる世界観となっている。
 主人公たちは、内務省直属の公安警察組織『公安9課』に所属しており、通常の警察が犯罪の抑止や犯罪発生後の犯人逮捕などを行なうのと違い、犯罪に対して諜報活動や破壊活動、暗殺などを辞さない「攻性」の対処をしていく。タイトルの『攻殻機動隊』は、その性質に由来し、『公安9課』の別称である。
 アニメ版では長台詞のやりとりで世界観や哲学的な思索などが語られているが、原作においてはコマの余白に膨大な作者の解説やコメントが添えられており、読むのに非常に疲れる。もっとも、原作ファンは、それを愉しんでいる。





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スタジオジブリ


 アニメーション制作会社『トップクラフト』を母体として、1985年6月に『徳間書店』の出資により株式会社として設立された。
 以後、徳間書店に吸収されたり改めて分割され、2005年4月に完全に独立した。
 独立時の代表取締役社長には、アニメ専門誌『アニメージュ』の二代目編集長だった鈴木敏夫氏が就任し、「スタジオジブリは、宮さん(宮崎駿)の作品を作るためのスタジオ」と発言したとされる。そのため、宮崎駿氏が引退したら解散、あるいは大量に辞めるスタッフが出るのではという憶測が業界内にあり、有能なスタッフを引き抜こうと他のスタジオが狙っているらしい。
 実際、劇場作品以外のテレビ作品も請け負ったりしているものの、メインとしてテレビシリーズを手がけたりしていないため、スタッフの技術に偏りがあり、『新世紀エヴァンゲリオン』のTV版を請け負ったさいには、庵野秀明監督からはジブリが得意とする日常生活のシーンを割り振られた。
 また、演出家が育っていないことから、宮崎氏の後継者が不在という問題を抱えており、後継者と目されていた近藤喜文氏(代表作『耳をすませば』)が、1998年1月21日に47歳の若さで逝去して以来、その状況は変わっていないようだ。

『ジブリ』という名称は、サハラ砂漠に吹く熱風を意味する「ギブリ(Ghibli)」に由来しているが、宮崎氏が発音を「ジブリ」と思い込んだまま付けられた模様。
 なお、『スタジオジブリ』の名称は社名だけでなく、主に劇場用長編作品のレーベル名としても使用されている。





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機動戦士ガンダム


 『日本サンライズ(現・サンライズ)』によって制作されたロボット物のTVアニメ。
 1979年4月7日から『名古屋テレビ』にて放送され、現在に至るシリーズの最初の作品であることから、「ファーストガンダム」と呼ばれる事もある。
 富野喜幸(現・富野由悠季)氏の出世作となり、同時に呪縛ともなった。
 よくある誤解として、視聴率の低迷のために放送が打ち切られと云われているが、テレビ局側としては打ち切りの対象になるほど悪くは無く(名古屋地区で平均9.1%、関東地区で5.3%)、スポンサーである『クローバー』の玩具の売り上げ不振が直接の原因であった。  
 制作サイドが中学生以上をターゲットに作品を作っていたのに対して、『クローバー』が発売していた玩具はガンダムの手がバネで飛び出すなど従来の低年齢層向けのロボットの玩具で、そのデザインも派手な色使いと無骨なプロモーションだった。ただし、『クローバー』が要請して番組中に登場させたガンダムのパワーアップパーツとなる『Gアーマー』とガンダムをセットにした『ガンダムDX合体セット』が、年末商戦で好調な売り上げをみせ、『日本サンライズ』に延長を打診した頃には時すでに遅く、決して高い視聴率ではなかったものの、視聴者からは好評のうちに本放送は終了した。
 そのためか放送終了直後から再放送を嘆願する運動が繰り広げられ、再放送、再々放送を重ねていくうちにファンを獲得していき、視聴率も本放送時の2~3倍に増えた。
 そして、本放送の終了間際に商品化権を得た『バンダイ模型』が、番組に登場するロボット、番組中では「モビルスーツ」と呼称されるプラモデルを発売した。番組中での兵器としての運用に合わせて、実在しないにもかかわらず「1/144スケール」などと、戦車や戦闘機などのミリタリーモデルと同じように売る戦略をとったところ、狙い通り高い年齢層が飛びつき、それが波及するように小学生の層にも広がって「ガンプラブーム」を捲き起こした。
 このブームが後押しとなり、TVシリーズに新作カットを加えた再編集版が劇場作品として制作され、これが『松竹』初のアニメ映画となった。
 また、現在に至る人気の要因として、主人公が悩みながら成長する物語の主軸や、敵が異星人などではない人間で、それぞれの事情で戦っている描写などがあり、その「リアルさ」が挙げられる事が多いが、作品には試行錯誤とスポンサーの口出しへの対応に苦慮した点が多く見られる。
 主題歌の『翔べ!ガンダム』には「銀河へ 向かって 翔べよ ガンダム」などとスーパーロボットを装うような、およそ作品内容にそぐわない歌詞があったり、作画の手間を省きつつ兵器としての運用を提示したモビルスーツの「量産機」という考え方を維持する一方、スポンサーサイドの「毎週違う敵を出してくれ」という要請に応えるため、「試作機」として1回限りのモビルスーツを登場させるなどが、それである。
 そもそも、監督である富野氏の作品においては、「主人公の側が実は侵略者だった」(『海のトリトン』)とか「戦闘に巻き込まれた一般人から非難されて苦悩する主人公」(『無敵超人ザンボット3』)などが描かれており、本作は意欲作ではあったが、突然変異のように現れた訳ではない。
 むしろ、制作サイドの意欲に対して、ファンが積極的に応えて、それをまた制作サイドが受け取るというキャッチボールが行われたのが長期人気の要因であろう。
 例えば、劇中でのロボット同士が戦う理由付けとして、ミノフスキー粒子という架空の粒子を登場させ、この粒子が電波を撹乱させる性質を持っているためレーダーを用いたミサイル等の遠距離攻撃ができないなどと制作サイドが設定していたところ、巨大な戦艦が大気圏内を浮くように飛行する原理や、ビーム兵器の設定などへの応用理論がファンの側から提案され、それらが後から公式設定として採用された。
 これらは、プラモデルなどの商品展開にも反映され、本編には登場しなかったモビルスーツが発売されたり、数多くのスピンオフ作品がアニメのみならず漫画や小説として発表され続けている。
 なお、「リアルさ」を本格的に追求したのは、続編の『機動戦士Zガンダム』という意見がある。本作では「戦争」に「政治」を取り入れた訳だが、続編ではさらに「経済」の概念を取り入れたからである。





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<<通巻4号>> 4:始祖がオタクだった・その2(前回より引き続き)


記事提供元:北園茶房
執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺


4:始祖がオタクだった・その2(前回より引き続き)

 では、なぜ「石器に飾り」が付いている事が、我々の先祖が生き延びる事ができたことの理由になるのか?
 それは、これが「脳の運用法(※注1)に違いがあった」事の証明になるからなのだ。
 この石器に刻印模様を刻んだ原始人は、ふとした余暇に、純粋な暇つぶしとしてこれを刻み始めたらしい。というのは、この模様には、宗教的信仰心とか、ある種の情熱に見られるような熱心さが見られず、本当に単純に、何となく並んだ直線を交差させてみた、という様な、実に気楽な感覚が見て取れるからだ。
  同じ遺跡から、墳墓の痕跡も発見されているが、こちらは実に熱心で丹念に作られた貝殻のネックレスが副葬品として発見されており、この造作の違いからも、この石器に刻まれた模様からは「暇だから彫ってみた」以上の意識は汲み取れないのだ。
 つまり、この原始人……我々の先祖の一人には、決まり切った事柄を反復するだけではなく、状況を飛躍して考える能力が備わっていたということが言える。
 そして、その能力が「暇だから石でも彫るか」と言えるほどに豊かな生活を築き上げる原動力だったことは明らかである。
 つまり、滅び去った幾多の亜人種と我々の先祖の違いは脳の運用法、つまりは発想の飛躍が可能であること。
 ここで、偉大な先祖に習って大きく飛躍するならば、これこそが「オタク的発想法」の元祖であり、危機的状況に対する生存応力の基礎なのだ、とさえ言えてしまうのである。
 ……と、これは少々飛躍が過ぎたか?
 さて、気を取り直して……次回からは、もっと近場の時代、終戦前後あたりからオタクを再考察してみて、「オタクとは何か?」「どうすればそうなれるのか?」を探ってみようと思う。


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【トラブル】 以前に印刷しようとしていた内容がプリントアウトされる


12:07
プロバイダからのネット接続の依頼で訪問したら、プリンタのことで相談された。
印刷しようとしても、以前に印刷しようとしていた内容がプリントアウトされると。
プリンタの情報を開いたら、スプールされてるデータが半年以上前からの日付で大量に残ってた(^_^;
本来はトラブル修復で別料金なんだけど、プロバイダへ「トラブル解決しました」のアピールもあるので、操作方法を案内した。
「スタート」→「コントロールパネル」→「プリンタ」と辿って、機種のアイコンで右クリック→「開く」→「プリンタ」で「ドキュメントの取り消し」



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